27日、カイロでエジプトのシシ大統領と会見する王岐山氏(左)。(カイロ=新華社記者/龐興雷)
【新華社カイロ10月29日】中国の王岐山(おう・きざん)国家副主席は、エジプトのマドブリ首相の招きに応じ、25日から27日の日程で同国を訪問した。首都カイロではシシ大統領、マドブリ首相とそれぞれ会見した。王岐山氏のカイロ到着時にはマドブリ首相が空港に出迎え歓迎式典を行った。
王岐山氏はシシ大統領との会見で次のように表明した。中国とエジプトは過去の歴史で繁栄と苦難を経験している。古い文明の継承と発展はわれわれ共通の課題だ。中国はエジプトと共に互いの歴史や現状への理解を深め、発展戦略を結びつけていくことを望んでいる。両国は共同で未来を計画し「一帯一路」の枠組みの下で経済貿易や生産能力の協力、人的・文化交流を強化していきたい。
シシ氏は次のように述べた。エジプトは中国との全面的戦略パートナーシップの発展を外交の優先事項としていく。エジプトの民族復興の夢と偉大な「中国の夢」を結びつけ、両国の共同発展の実現に努力していきたい。
王岐山氏はマドブリ首相との会談で次のように表明した。中国はシシ大統領が提起したスエズ回廊開発計画を重視している。この計画についてエジプトと協力を強化していきたい。
マドブリ氏は次のように述べた。エジプトは「一帯一路」構想を高く評価し積極的に参加する。共同建設のプロセスで中国と発展戦略の結びつきを強め、実務協力を深めていきたい。
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