中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は現地時間19日午後、ベルギーのブリュッセルで欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長と会見した。(ブリュッセル=新華社記者/黄敬文)
【新華社ブリュッセル10月21日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は現地時間19日午後、ベルギーのブリュッセルで欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長と会見した。
李克強氏は、中国はEU上層部と緊密な往来を保っており、中国EU関係の安定した深い発展は、双方共同の需要を満たし、世界平和と発展の促進にも有益だと述べた。
李克強氏はさらに次のように強調した。全面的に改革を深めて開放を拡大するという中国の揺るぐことのない決意は、中国自身の発展に必要なものであり、自主的な選択でもある。中国は世界貿易機関(WTO)のルールの改善に賛成するが、既存の仕組みを覆し、他のものを建て直すのではなく、WTOルールを基礎に改善すべきである。また、自由貿易などのWTOの核心となる理念を尊重しなければならない。自由貿易はすでに人の心に深く染み入り、人類に平和、発展と繁栄をもたらしてきており、自由貿易を基礎に公平な貿易を促進しなければならない。
ユンケル氏は次のように述べた。EUと中国は現在の世界で不可欠な「グローバルパワー」として、多国間主義の維持で重要な責任を負い、双方とも多角的な方法による課題の解決を支持している。EUと中国はWTO改革問題について、双方の作業グループを通じて頻繁に意思疎通を行い、関連する改革が多国間主義を堅持し、WTOの基本ルールに従うことに賛成する。
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