中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は12日、ロシアのウラジオストクで日本の安倍晋三首相と会見した。(新華社記者/謝環馳)
【新華社ウラジオストク9月12日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は12日、ロシアのウラジオストクで日本の安倍晋三首相と会見した。
習近平氏は次のように強調した。双方は中日間の四つの政治文書を一貫して遵守し、政治的基礎を固め、正しい方向を把握し、意見の相違を適切にコントロールしなければならない。特に日本は、歴史や台湾など敏感な問題を適切に処理し、良好な雰囲気を積極的に作り出し、共通利益を絶えず拡大しなければならない。
習近平氏はまた、次のように強調した。われわれは日本が引き続き中国の改革開放プロセスに積極的に参加し、共に発展と繁栄を実現することを歓迎する。「一帯一路」構想は中日の互恵協力の深化に新しいプラットフォームと試験田を提供している。中国は日本と共に、新たな情勢に着目し、両国の実務協力に新しい道を開き、新たな注目点を作り上げていきたい。
習近平氏は更に次のように主張した。中日双方は共同で地域一体化プロセスを推進し、平和かつ安定的で繁栄したアジアを建設しなければならない。双方は多国間主義を断固として守り、自由貿易体制と世界貿易機関(WTO)のルールも守り、開放型世界経済の建設を推進しなければならない。双方はまた、民間友好の伝統を発揚し、それに新たな時代の内包を付与し、両国関係の社会と民意の基盤を強固にしなければならない。
安倍氏は次のように表明した。日本は両国の民間友好を深める努力をし、敏感な問題を適切に処理したい。日本は歴史や台湾の問題で、両国の政治文書で表明した立場を堅持することに変わりはない。日本は中国が国際的および地域的実務で果たす重要な役割を重視しており、地域の平和や安定に関わる重要な問題について、中国と意思疎通や協調を強化していきたい。
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