中国外交部の王毅部長は24日、北京でドイツのガブリエル副首相兼外相と会談した。
新華網北京5月25日(記者/許可)中国外交部の王毅部長は24日、北京でドイツのガブリエル副首相兼外相と会談した後、共同で記者会見を行った。
朝鮮半島情勢に関する問題について答える際、王毅外交部長は次のように表明した。朝鮮半島情勢は敏感な時期に入り、言い換えれば、変化を育む肝心な時期に入ったということだ。我々はしばしば良い知らせを聞くこともあれば、悪い知らせを聞くこともある。この点を踏まえて朝鮮半島の核問題を処理するには、まず原則を堅持しなければならない。最も重要な点は、非核化の大きな方向を堅持することだ。我々は朝鮮による核ミサイル開発の行為に対し断固として反対を表明し、各当事者とともに朝鮮に関する安全保障理事会決議を一点の手抜きもなく執行していく。
次に、大局を念頭に置く必要があること。この大局とは朝鮮半島の平和と安定である。どちらであろうと、朝鮮半島を戦乱に陥らせる権利は誰にもない。更には地域ひいては世界に損害や災難をもたらす歴史的責任を負うことはできない。
3点目は柔軟な実務協力を行うべきだということ。各当事者はその政策措置を時代遅れな立場、更には硬直化した立場を抱えたままで実施するのではなく、情勢の変化に応じて、対話と交渉の再開に役立つすべてのチャンスを鋭く捉え、柔軟な姿勢を示し、誠意を表して、朝鮮半島問題をできるだけ早く平和的対話の正しい軌道に組み入れねばならない。
王毅外交部長は更に次のように表明した。中国は現在、安全保障理事会決議の諸規定を全面的、完全に執行しつつあり、同時に安全保障理事会の関連決議の精神に則って、対話と交渉の再開のために実際に実行可能な提案を提起する。中国側はこのために引き続き建設的な役割を果たしていく。
(新華社より)
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