李克強首相は14日、北京で行われた第39回国際標準化機構(ISO)総会に出席、挨拶を行いました。総会には国際標準化機構や国連工業開発機関(UNIDO)などの国際組織の責任者及び一部の国と地域の標準化組織の代表ら600人余りが出席しました。
李首相はあいさつで「中国は標準化への取り組みを重視している。困難とチャレンジを前に、経済の安定成長を保つには、全体のニーズを維持しながらも、サプライサイド構造改革の推進を加速し、製品の質を改善することに注力しなければならない。そのためには、標準化を更に突出した位置に据える必要がある。評価基準の全面的向上を以って産業のグレードアップを促し、新たな競争優位性を生み出し、経済の中高速成長を促し、中高速度での成長につなげていかなければならない」と述べました。
李首相はまた、「評価基準の牽引力を更に強めるためには、焦点を明確にし、重点部位を強調する必要がある。そのためにも、新旧エネルギー転換要求の加速、製造業の競争力の向上、製品とサービスのクオリティの向上、標準化の理論と方法の政府ガバナンスへの取りこみなどを求めていかなければならない」と指摘しました。
李首相は更に「世界各国は協力を更に拡大させ、評価基準のリンクを強めなければならい。また、基準の共有と特許保護の関係も上手に処理していく必要があるだろう」と述べました。