新華網杭州9月2日 再び9月に、20カ国・地域グループ(G20)首脳会議(サミット)が、まもなく絵のような風景を持つ中国の有名都市、杭州で開催される。世界経済にとって、杭州サミットはどんな歴史の印を残すだろうか。
2009年9月に、記者は米国のピッツバーグで第3回G20サミットの報道を行っており、世界的な金融危機が依然として厳しい状況の際に、世界の主要経済体が一致協力して難関を切り抜けようとする強い願いとエネルギーを近距離で感じることができた。
杭州とピッツバーグは、一方は東にあり、もう一方は西にあり、見たところ異なっているようだが、実際には共通したところがあり、共に工業、文化、観光に優れ、いずれもそれぞれの国で最も住みやすい都市の一つで、共に発展とモデル転換の中にある。この2つの都市は悠久の歴史の記憶と現代化した都市の光景を兼ね備え、しかもG20サミットの開催により、それらの独特な革新と開放的な気質が一層強められている。
7年間、雨、風の中をひたすら進んできた。最大の先進国からの最大の発展途上国まで、G20議長国のバトンが中国に伝えられた。杭州サミットはG20の歴史に新たな一里塚を築こうとしている。
思考が進路を決定する。去年正式にバトンタッチされて以来、中国はG20議長国としてさまざまな努力を行い、世界を奮い立たせる中国の方案をしだいに構築してきた。また「革新、活力、連動、包容」というサミットテーマのキーワードは内包が豊かで、世界経済の協力のために全く新しい思考や空間を開拓した。
正に国際学者が予言したように、中国は世界経済の増分と成長の潜在力が最も大きい新興大国として、今回のサミットでリーダーシップを示し、「協力の最大公約数」に焦点を合わせ、世界経済に新たな自信と活力を注ぎ込むだろう。
江南を思い起こし、そして最も記憶に残っているのが杭州だ。G20サミットの歴史において「中国の時間」の深い印が残されるものと信じている。
(新華社より)
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