新華網ブリュッセル9月1日(新華社記者/周珺 趙小娜)トゥスク欧州理事会議長とユンケル欧州委員会委員長は30日、欧州連合(EU)加盟国の指導者に連名で書簡を送り、20カ国・地域グループ(G20)の協力パートナーと杭州サミットで重大な世界的挑戦への対応について討論し、杭州サミットを世界経済の回復を強化するもう1つの重要な一里塚にさせることができるよう期待していると表明していた。
トゥスク議長とユンケル委員長は書簡の中で次のように提起した。EUは杭州サミットで杭州行動計画の策定を加速し、世界経済の成長を促進するために青写真を設定し、すべての国と地域が経済協力開発機構(OECD)による脱税と納税回避の取り締まりの方面での関連規定を実行するよう促し、国際における税収の透明性やテロ融資の取締りを推進するよう呼びかける。
これ以外にも、EUは銀行業の監督管理強化を目的とする『バーゼル合意III』の枠組みに対する改善の仕事も推進し、G20が靭性のある国際通貨や金融システムを構築するのを推し進め、G20が貿易と投資の成長力不足の局面をいかに逆転させるかに対して行われる討論に注目し、今後の世界貿易・投資のアジェンダに指導を与え、持続可能な開発のための2030アジェンダや気候変動『パリ協定』の実行も推進していくという。
(新華社より)
関連記事:
新華社評論員:協力とウィンウィン、「包括・連動式発展」を推進——20カ国・地域グループ杭州サミットの展望(二)