「天然キャラ」の傅選手
1996年生まれの傅選手は、2015年8月6日、ロシア カザンで開催された水泳世界選手権競泳女子50メートル背泳ぎ決勝で、27秒11のタイムを出し、金メダルを獲得した。
競技成績が目覚ましい伸びを見せるとともに、傅選手のユーモアのセンスも少しずつ明るみになり、話題を集め始めた。中国の水泳界では、傅選手は「傅爺」とあだ名がつけられるほどとび抜けた「天然キャラ」で知られ、試合後などにその天然ぶりをいかんなく発揮している。
例えば、ロシア カザン水泳世界選手権後に、傅選手が中国中央テレビ局(CCTV)のインタビューに応えた時の過去動画がこのほど見つかっている。それを見ると、インタビューの前に、傅選手が水着を整えようとすると、思いのほかゴムの弾力が強く、「バシッ」と体に跳ね返り、「痛っ!」と、顔をこわばらせており、その表情がとてもおもしろい。また記者からの「海外の女性選手は、夫が試合に付き添っているのを見て、羨ましく思うか?」という質問には、当時19歳の彼女は、「19年間ずっと彼氏もいないので、そんな楽しみはよく分からない」と答えている。