中国の劉延東副総理は8日から9日にかけて、メキシコを公式訪問し、同国のヒル連邦上院議長とサンブラーノ連邦下院議長とそれぞれ会談を行いました。
会談で劉副総理は、「中国とメキシコは文明と文化の大国であり、共に発展途上国で、重要な新興市場国家でもある。現在、両国とも全面的な改革深化と国家発展の重要な時期を迎えており、両国が交流を強め、互恵協力を深める潜在力と空間は非常に大きい。中国は、両国の国交樹立45周年を迎える来年を契機に、両国の発展戦略を融合させ、産業投資、インフラ建設、電気通信、エネルギー、イノベーションなどの分野における協力を促し、教育、文化、体育、旅行などの人文分野の交流をさらに強め、両国の全方位的な協力が実りある成果を得られるよう推し進め、両国の共同発展を助力し、両国民に恩恵をもたらしたい」と述べました。
ヒル連邦上院議長とサンブラーノ連邦下院議長は会談で、両国関係は最も良い時期を迎えているとしたうえで、メキシコは中国を最も重要な戦略協力パートナーと見なし、両国の経済貿易協力と人文交流を絶えず強め、経済貿易、イノベーション、教育、文化、旅行などの分野における協力をさらに密接にしたいと表しました。