ネットアイドルは自身をアピールする他にも、メーカーのイメージキャラクターになり、さらには広告収入を得る。生放送サイトにより商品を宣伝 マーケティングし、さらにこれを実際に使用したりイベントに利用することで、購入したいという気持ちにさせる。さらに大きく事業を展開する人は、芸能事務所を契約を交わし、まるでスターのようだ。現在の市場を見ると、ネットアイドルの平均月収は約2万元で、スタークラスのキャスターになると200万元前後に達する。
コンサル会社iiMedia Research社の報告書によると、大陸のネット生放送サイトの数は2015年で約200に達する。ネット生放送の市場規模は約90億元、ユーザー数は2億人で、しかもこの規模は拡大中だという。市場全体の急成長により、今年の市場規模は102億400万元に達する見通しだ。
全体的に見て、ネットアイドルの現象は大陸で別の経済を形成している。この新業態は、EC事業者のマーケティングの大舞台になっている。
調査会社 易観智庫の「ネットアイドル研究報告書」によると、ネットアイドルが宣伝する通販商品は女性向けの衣料品や化粧品に集中しており、他にもマタニティ ベビー用品、日用品、アウトドア用品などの品種もカバーしている。さらには実店舗とコラボすることもある。
しかしネット生放送には乱れも見られる。多くのコンテンツは法の隙間を突いており、ファンの人数を水増ししているケースもある。これは新興オンライン産業の特徴かもしれない。これが将来的なマーケティングの主流の方法になるかについては、今後の経過を見守る必要がある。