新疆ウイグル自治区哈密のヤルダン地形

美しい哈密のヤルダン地形。

　　ヤルダン地形とは、風食作用によって砂地などの表面にできる形状のことを言う。「ヤルダン」はウイグル語で「崖のある小さな丘」という意味で、現在は乾燥地帯で見られる風食地形を指す。河や湖の沈殿物によって形成された地形が、風化作用や断続的な流水浸食を経て、平行な複数の凹凸の線を作っている。

　　哈密のヤルダン地形は哈密市の南西70キロにある五堡郷にある。砂漠とヤルダン地形の組み合わせは壮観だ。ヤルダン地形は断続的に存在し、分布範囲は東西が50～60キロ、南北が30キロとなっている。不思議な模様と美しい線は、見る者を感嘆させる。ここ（南湖）のゴビ砂漠は、珪化木、カラージェード、瑪瑙、風凌石、古陶石など貴重な石が採れる。ちょっと注意すれば、それらを見つけることができる。南湖のヤルダン地形は多くの写真愛好家を惹きつけている。春と秋がヤルダン観光の最もいい季節である。