社科院专家认为安倍经济学未能对“日本病”起效
中国社会科学院日本研究所所长助理张季风日前接受新华网记者专访时说,“安倍经济学”并未取得预期效果,不仅未能使日本经济摆脱低迷,而且,它所设定的长期政策目标也几乎无法实现,对医治“日本病”未起效。
张季风说,日本经济的痼疾主要包括经济增长低迷、财政问题、企业创新能力不足这三个方面,我们称之为“日本病”。安倍经济学实施后,“日本病”并未得到丝毫好转。从经济增长率来看,2013年财年日本的实际GDP增长率为2%,2014年财年降为负1%,2015年财年是0.8%,三年平均增长率为0.6%,而前二十年的实际GDP年平均增长率为0.8%。可见日本的经济增长率与安倍执政前相比不仅没有好转,反而更低。在财政方面,虽然日本的税收有所增加,但财政债务总量却在继续加重。另外在企业创新能力方面,至少目前尚未看到安倍经济学在刺激企业创新能力方面发挥的作用。
对于安倍抛出的“新三支箭”,张季风也不看好。张季风说,安倍经济学提出的通胀指标、财政目标、经济增长率几乎都无法实现。他说,“新三支箭”提出要在2021年将国内生产总值(GDP)扩大到600万亿日元。他认为,这个目标是根本不可能实现的。其理由是,要实现这个目标,日本的实际经济增长率必须达到2%,名义经济增长率必须达到3%,而目前的日本经济几乎为零增长,而且今后也看不到能出现高增长的可能性。
张季风指出,日本经济问题是长期积累的结构性问题,而安倍经济学对解决日本经济结构性问题的作用微乎其微。他认为,至少到目前为止,安倍经济学是失灵的,没有达到预期效果。虽然“安倍经济学”在短期目标之外还设定了许多诸如长期经济增长率、财政重建及人均国民收入等中长期目标,但是从目前的情况看,这些目标几乎都无法实现或难以实现。 |
社会科学院の専門家、アベノミクスの「日本病」に対する効果はまだ現れていないとみなし 中国社会科学院日本研究所所長助理の張季風氏は先日新華網の記者のインタビューに応じた際、「アベノミクス」は所期の効果が得られておらず、日本経済を低迷から抜け出させることができなかっただけでなく、設定された長期的な政策目標もほとんど実現できていないので、「日本病」に対する治療の効果がまだ現れていないと語った。 張氏は次のように語った。日本経済の痼疾(こしつ)には主に経済成長の低迷、財政問題、企業のイノベーション能力の不足という3つの方面が含まれ、我々はこれを「日本病」と称している。アベノミクスが実施されてから、「日本病」は少しも好転していない。経済成長率からみると、2013年会計年度の日本の実質GDP成長率は2%で、2014年会計年度には1%のマイナスとなり、2015年会計年度には0.8%で、3年間の平均成長率は0.6%、過去20年の実質GDPの年平均成長率は0.8%だった。この状況から、日本の経済成長率は安倍政権前と比べても好転していないばかりか、かえって低くなったことが分かる。財政面では、日本の税収がいくらか増えたが、財政債務の総量は逆に重くなり続けている。また、企業のイノベーション能力の面では、少なくとも現在までに、アベノミクスが企業のイノベーション能力を刺激する面において発揮した効果が見られていない。 安倍首相が投げかけた「新3本の矢」に対し、張氏もその見通しが明るいとはみなしていない。張氏は、アベノミクスが提起したインフレ指標や財政目標、経済成長率はいずれもほとんど実現できていないと語った。張氏は、「新3本の矢」では2021年までに国内総生産(GDP)を600兆円に拡大させることを提起していたと語り、また次のように述べた。この目標は根本的に実現不可能だ。その理由は、この目標を実現するには、日本の実質経済成長率2%、名目経済成長率3%を必ず達成させねばならないが、現在の日本経済はほぼゼロ成長で、しかも今後も高成長が現れる可能性が見られないからだ。 張氏は、日本経済の問題は長期にわたって蓄積されてきた構造問題で、日本の経済構造問題の解決に対するアベノミクスの効果は、微々たるものだと指摘、次のようにみなしている。少なくとも現在までに、アベノミクスには効果が生じておらず、所期の効果が得られていない。「アベノミクス」には短期的な目標以外にも、長期的な経済成長率や財政再建及び国民1人当たり所得などのような多くの中長期的な目標も設定されているが、現在の状況からみると、これらの目標はほとんど実現できないか実現しにくいものだ。(翻訳/新華網日本語) |