南アフリカの目的地に到着し、檻から出るライオン
5月2日に伝えられたところによると、国際動物保護団体がサーカス団から救ったライオン33頭がこのほど、飛行機でペルーから南アフリカに飛び、本来の生息地であるアフリカの草原に戻った。ネコ科動物の空輸としては史上最大規模となる。
報道によると、ライオン33頭のうち9頭は世界動物保護協会のチャーター機に乗ってコロンビアからペルーの首都リマの空港に輸送され、24頭と合流し15時間かけて南アフリカに到着した。1頭あたりの輸送費は1万ドル。
動物愛護団体(アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル、ADI)のクリメッツ会長によると、片目を失ったライオンや目の見えないライオンもいる。また、ほとんどのライオンが爪と歯を失っており、野生で生きていくことを難しくしている。