3月30日、中国の習近平国家主席は米国のオバマ大統領の招きに応じて、第4回核セキュリティーサミットに出席するため、米国の首都ワシントンに到着した。米国政府の高官が空港で習近平主席を迎えてきた。
新華網ワシントン4月1日 第4回核セキュリティーサミットのワシントンでの開催にあたり、中国と米国は核テロの脅威削減に向けて平和で安定した国際環境を構築し、世界の核セキュリティー体系が包括的、協調的、持続可能で強固なものとなるよう努め、共同利益と安保を実現することで一致した。
中米政府は、双方が2016年2月20日にスウェーデン・ストックホルムで初めて核セキュリティー対話を行ったと発表した。我々は続けて毎年、両国対話が展開することを計画しており、これにより核テロ防止に向けた協力を強化し、核セキュリティーサミットの目標を実現させる。
両国は核セキュリティーの主要分野で協力を強化する。両国は以下の分野で顕著な成果をあげており、引き続き接触を保持する。
高濃縮ウラン燃料使用の小型中性子炉の低濃縮ウラン燃料使用への改造については、北京市附近の試験小型炉が既に低濃縮ウランの使用を始めている。両国はこれに満足を示した。中国は引き続き米国と協力し、深セン大学に位置する高濃縮ウラン小型炉を改造する。
核セキュリティーの研修・教育と操作実践については、北京市に位置する核セキュリティーモデルセンターが2016年3月18日に竣工・稼働している。中米はこれに対しても満足を示した。中国はモデルセンターで地域パートナーやその他の国外の人員に対して教育を実施することを確約している。これにより世界を範囲として核セキュリティーへの意識を高め、核セキュリティーについての交流を推進する。
核の密輸については、中米両国は次のような声明を発表した。両国はテロリスト、犯罪者、その他の非授権行為団体が核および放射性物質を取得することを防止することに絶えず注力していく。中米両国は中国税関放射能探測研修センターを十分に利用し、引き続き核密輸の取り締まりの能力強化について連携し、同時に国際社会と先進的経験を共有する。双方は今年、核密輸の取り締まりについての一回の協議の実施に向け取り組む。
放射線源の安全保障については、中米両国は放射線源の安全保障を強化し、特に使用済み放射線源の貯蔵、放射線源運輸の安全保障などの方面において極めて効果的な提携を展開しており、双方はこれに満足を示している。
中米両国は最近、「中国税関総署と米国エネルギー省の拡散防止輸出管理商品識別研修における提携展開についての意向声明書」に調印しており、双方はこれについても満足を示した。
中米両国は今回の核セキュリティーサミットの終了後も引き続き作業を展開し、取り組みに努力することで、絶え間なく変化する核セキュリティーへの課題に対応することを確約した。
（新華社より）
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