世界貿易縮少などの要因の影響を受けて、昨年我が国の輸出入総額は低下し、予期成長目標を達成できなかった。投資の増加が不振、いくつかの業界では生産能力の過剰が深刻化し、一部の企業の生産・経営が困難を抱え、地域や業界の動向が分化し、財政収支の矛盾が目立ち、金融などの分野においても隠れたリスクがある。
人民大衆が関心を持つ医療、教育、養老、食品と医薬品の安全、所得分配、都市管理などの方面には多くの問題が存在し、一部地域では深刻な煙霧天気がよく発生している。特に心痛むのは、昨年「東方の星」客船転覆事件と天津港特別重大火災爆発などの事故が発生し、重大な人員死傷と財産損失をもたらした。教訓は極めて深刻で、真剣に汲み取まなければならない。
2015年は「第12次経済・社会発展五カ年規画」(第12次五カ年規画)が終了する年である。過去の5年間、我が国の発展は世界から注目されていた。「第12次五カ年規画」が定めた主要な目標任務が全面的に完成した。
「第13次五カ年規画」時期では、中国経済の年平均成長が6.5%以上を保つよう目指している。
2016年中国経済成長の予期目標は6.5%-7%である。2016年中国の城鎮( 都市、小都市を指す)は1000万人以上の就業人口を増加し、城鎮登録の失業率は4.5%以内になった。
「第13次五カ年規画」時期の経済社会発展仕事をうまくやり、小康社会の全面的完成を実現するには力を入れて三つの要点をしっかりと把握しなくてはならない。第一は発展という第一要務をしっかりとつかんで油断しないこと。第二は強い力で構造改革を推進すること。第三は新旧の発展原動力の接続と転換を加速させること。
今年は小康社会の全面的完成にとっての決定的な段階の始まりの年であり、構造性改革を推進する堅塁攻略の年でもある。政府活動をきちんとするには、中国の特色のある社会主義の偉大なる旗を揚げ、共産党第18回全国代表大会(「十八大」)と「十八大三回全体会議」、「十八大四回全体会議」、「十八大五回全体会議」の精神を全面的に貫徹し、鄧小平理論、「三つの代表」の重要思想、科学発展観を指導とし、習近平総書記の一連の重要な演説の精神を深く貫徹し、「五位一体」の全体計画と「4つの全面」の戦略配置に基づき、改革開放を堅持し、新発展理念で発展をリートすることを堅持し、安定を維持しながら前進する仕事の総基調を堅持して、経済発展の新常態(ニューノーマル)に適応し、マクロ政策が安定すべき、産業政策が正確すべき、ミクロ政策が活性化すべき、改革政策が実用すべき、社会政策が着実にすべきという全体的な構想を実行し、安定な成長と構造調整のバランスを把握し、経済が合理的な範囲での運行を保ち、供給側の構造性改革の強化に力をいれ、新しい発展の行動エネルギーの養成を加速し、伝統的で比較的な優位性のレベルアップを改造し、民生保障を強化し、リスクを切実に予防・コントロールし、「第13次五カ年規画」時期の経済社会の発展における良好の始まりの実現のために努力しなければいけない。