裸のマラソンは「虐待」である
伝統になっているとはいえ、日本でもこのマラソンに対する議論は長く続いている。現在、中国国内でも似たような行為が流行し始めている。
2015年末、北京で「裸のマラソン」が行われた。70名近い子供が参加し、最年少は6歳足らず。子供たちは雪の降る天気の中、上半身裸でマラソンした。ある父母は「意志力を鍛えてもらいたい」と話す。
もっと有名な事例として南京の「裸跑弟」がある。2012年年初、「タカ派」の教育者である何先生が、極寒の中、4歳の子供を短パン1つでマラソンをさせた。しかし、この行為は多くの人々に批判された。極限的訓練は子供の身体を傷つけるという批判的意見、さらには「児童虐待だ」という批判の声も見られた。
2014年12月21日、南京の「鷹父」何烈勝氏と、子供の「裸跑弟」何宜徳君の2人が、寒さを恐れず赤い短パンと赤いサンタ帽を身に付け、5.5キロのミニマラソンに参加した。