【新華社香港12月25日】習近平国家主席は23日、職務上の報告をするために北京を訪れた香港特別行政区の梁振英行政長官と会見した際、次のように強調した。中央政府は「一国二制度」の方針を徹底させるのに、次の2点を堅持する。1点目は揺るぎなく、変わらず、動揺しないこと。2点目は、「一国二制度」の香港での実践が本来の姿を失わず、形を変えず、終始正しい方向に沿って進むよう全面的・正確に確保していくことだ。24日付の香港の各有名紙はこれに対し高く注目し、「一国二制度」の方針が動揺せず、本来の姿を失わないことを確保してようやく、香港の今後の繁栄と安定を維持することができると普遍的にみなした。
香港・『文匯報』の社説は次のように指摘した。習主席が強調した一点目の堅持は、一つの理で全てを貫くという香港に対する中央政府の基本方針政策を一層堅固にさせ且つ深化させ、香港ひいては国際社会に対して疑いなく1粒の「鎮静剤」となった。二点目の堅持では、「一国二制度」の意味を全面的・正確に把握し、「一国」と「二制度」の弁証法的関係を正しく認識し、国家主権、安全、発展の利益を切実に守って、香港の長期的な繁栄と安定を守るよう香港社会に求めた。
社説は次のように伝えた。疑うことなく、中国の香港と内地は一つの運命共同体であり、幅広い香港市民は「一国」は「二制度」の前提・基礎であり、「一国」に挑戦することは、香港人の根本的な福祉を害することだということをよりはっきりと認識する必要がある。これを基礎として、ようやく「一国二制度」の香港での実践が本来の姿を失わず、形を変えず、香港の繁栄と安定のために堅固な政治的基礎を打ち立てることを全面的・正確に保障することが可能なのだ。
『大公報』の社説は次のようにみなしている。習主席の談話には3つの問題が提起されていた。第一に香港の「一国二制度」の実践においていくつかの新たな状況が現れていること。第二に4つの「不(~しない)」、即ち変わらず、動揺せず、本来の姿を失わず、形を変えないを堅持すること。第三に「一国二制度」が終始正しい方向に沿って進むようにしていくことだ。これは「一国二制度」の方針に対する最も新しく、最もタイムリーで、また最も重要な解釈であり再確認だといえる。
『商報』の社説は次のように伝えている。指導者の発したメッセージは強く、明確で、「変わらず、動揺しない」「本来の姿を失わず、形を変えない」という承諾は堅固で力強く、中央が憲法と基本法・方法に厳格に基づいて、「一国二制度」の方針を正しく徹底させることを堅持し、「一国二制度」という方針を堅持し、 香港の経済発展や民生の改善、繁栄と安定の維持をこれまでと変わりなく支持し、香港人による発展の追求、安定の維持、調和の促進を励ましていくと表明し、また、香港が「第13次五カ年」規画のチャンスを掴み、長期的な発展について積極的に計画することが、疑いなく香港の今後の発展のために方向を明示すると特に指摘し、切実な望みを託した。
社説は次のように指摘した。梁振英行政長官による今回の職務執行状況報告のための内地訪問は、香港に対する中央政府の思いやりや重視、支持及び大きな期待であることが見て取れる。中央政府が国家全体の発展戦略を計画・推進する際に、香港の役割を十分に発揮させることを重視し、香港の今後の経済発展のために便宜の門を開き、香港に対してこれまでと変わらない関心を寄せ、力強い支持を示すことは、きっと香港社会の自信を高めるのに有利となるだろう。
(新華網日本語)
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