【新華社北京12月9日】12月7日、中国共産党中央政治局常務委員、国務院総理の李克強氏は国家発展改革委員会を視察し、「第13次五カ年規画」の編成作業をめぐる国内外専門家座談会を主宰して開催した。
座談会で、国家発展改革委員会の責任者が規画編成の進展状況について報告し、ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ氏、世界銀行のチーフエコノミストであるバート・ホフマン氏、米コンサルタント会社、マッキンゼー・アンド・カンパニー上海支社のジョナサン・ウェッツェル取締役及び蔡昉氏、薛瀾氏、黄海洲氏などの専門家が意見を発表した。李克強総理は次のように述べた。「第13次五カ年規画」で中央委員会の『建議』を着実に実行し、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的実現目標をしっかりと捉え、イノベーション、協調、グリーン、開放、共有といった発展の新理念を徹底して実践し、各方面の知恵を結集させなければならない。国務院が今回、国内外の専門家を初めて招請し、五カ年規画の編成に向けて方策を共同で検討したのは、国情に即し、実情に合った規画にするためで、国際経験を参考とし、努力することによって「中所得国の罠」を克服できるように実現するためだ。
李克強総理は次のように説明した。規画を適切に編成するためには、国際的な経済情勢と国内で直面する主な矛盾を深層から分析して判断し、安定した成長と構造調整のバランスを的確に把握しなければならない。安定した成長を通じて、構造調整のために空間を創造し、構造調整によって、持続可能な成長の能力を高め、過剰生産能力、高齢化、社会保障体制の脆弱性、公共サービスの不足などの深層レベルの矛盾の解決を推進し、発展の成果を民生福祉の増進により十分に反映させなければならない。
李克強総理は国家発展改革委員会に対し、関係部門とともに、門戸を開いた規画編成を堅持し、深い研究を通じて重点政策、重大計画、重要施策を提示するように要請している。トップダウン設計を適切に行い、基層(末端)の創造精神も尊重し、地方の実情に応じて対策を講じるために創造性を発揮する空間を確保し、規律を遵守し、民意を体現し、発展を促進する的を得た計画を編成しなければならない。また、中央政府と地方政府の2つ方面の積極性を十分に調整し、幅広い人民群衆及び何千何万という市場主体の積極性及び創造力を喚起し、期日までに小康社会の全面的な完成を保証する必要がある。
(新華網日本語)
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