新華社記者 叶平凡 撮
2015年ノーベル医学・生理学賞受賞者で、中国の女性薬学者の屠呦呦女史が6日、スウェーデンの首都・ストックホルムで、マラリアとの戦いのために共に努力するよう呼びかけました。
屠呦呦女史は当日、2015年ノーベル生理学・医学賞の受賞者、フェロー ウィリアム・キャンベル氏と大村智氏と共に記者会見に臨みました。
屠呦呦女史はアルテミシニンをいかに現代医学と結び付けさせ、マラリア患者を治療するかを紹介し、「マラリアが今後10年に広く蔓延し、特にアフリカ地域で広がることを懸念している。したがって、世界保健機関の枠組の下でマラリアに関心を寄せる人々が共に努力するよう呼びかけてきた」と述べました。
屠呦呦女史は「伝統的な漢方医学薬学は偉大な宝庫だと思う。現代医学を漢方医学薬学と結び付けさせ、新しい薬品の研究開発で大きな役割を果たすことができる。さらに踏み込んだ研究を行っていけば、人類のためにより大きな貢献をすることができる」と述べました。
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