【新華社北京11月19日】北京APEC会議で雁の群れが空高く飛び立ち、心をひとつにして夢を作り上げた壮大な景色が目の前に広がる。アジア太平洋パートナーシップは再びマニラで結束を固めた。この時期に、復興が難航する世界経済の雲をいかにして突き抜け、霧を拡散させるか、岐路に立つアジア太平洋の発展の方向をいかにして把握し、導いていくかということが人々が注目する焦点であり、世界がより多くの視線を中国に注ぐ理由でもある。
APEC・CEOサミットで、習近平主席は基調講演を発表し、アジア太平洋の発展及び世界経済が直面する現実的な試練を前に、改革と刷新の推進を堅持し、開放型経済の建設を堅持し、発展の議事日程の着実な実施を堅持し、相互連結の推進を堅持するという4つの提唱を挙げた。国際社会の中国経済の動向に対する高い関心について、習近平主席は私心を挟まずに誠意を示し、中国の発展理念を体系的に説明し、中国の発展がもたらす巨大なチャンスを展望し、アジア太平洋の大航海に「中国のエネルギー」を添え、世界経済の復興に「中国の暖流」を注入した。
大規模なモデル転換は新しいエネルギーを必要としている。世界経済の発展は今、前の段階で科学技術と産業革命によって提供されたエネルギーが消耗し、従来型の経済体制及び発展モデルの潜在能力が減退しつつある。新しい経済の成長軸をいかにして探し出し、成長エンジンに点火するかが将来の発展の動向を決定付ける。病気を治すには根源から治療し、樹を抜くには根元から抜かなければならない。世界経済の「複数のエンジンが同時に失速して停滞状態に陥る」リスクを排除するには、世界経済の深い次元の問題を解決すべきだ。通貨政策による活性化は、抜本的な解決策ではなく、根本的な解決の道は、新しい成長エンジンを形成することにある。長期的な視野、改革と刷新の精神、精力的に協力する行動を策定することによって、アジア太平洋の発展及び世界経済は必ず困難な時局を共同で克服し、新しい段階の繁栄に向かうことができる。
「中国の開放の大きな扉は永遠に閉じることはない」という方針の再表明から高基準の自由貿易区建設の早急な推進まで、「一帯一路」構想の推進から、50余りの国とのアジアインフラ投資銀行を創設し重大プロジェクトへの融資支援を提供することまで、中国はポジティブなシグナルを再び世界に向けて放った。中国は構造調整と方法の転換を通じて、発展の難題を乗り越え、長足の発展を実現する能力と自信がある。中国はまた、各方面とともに発展の機会を共有し、アジア太平洋経済の長期的な発展と世界経済の勢いよく持続可能で均衡な成長を共同で推進することを希望している。
アジア太平洋地域の各メンバーが手を携えて肩を並べ、共に努力しさえすれば、広大な太平洋は協力の架け橋、友好の絆、そして共同のふるさとになるだろう。日に日に繁栄し、活力に満ち溢れたアジア太平洋は、きっと世界経済の発展に大きく貢献するだろう。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。