唐家璇中日友好協会会長は授与式で発言した。（撮影/新華網記者薛天依）
【新華社北京10月21日】10月19日、中日友好協会（中日友協）は、北京市の釣魚台国賓館で授与式を行い、日本の参議院議員、金子原二郎・前長崎県知事に「中日友好の使者」の称号を授与した。中日友好協会の唐家璇会長は金子氏に「中日友好の使者」の証書を授けた。中国人民対外友好協会の宋敬武副会長、中日友好協会の王秀雲副会長、外交部アジア司の楊宇参事官、元中国駐長崎総領事の滕安軍氏と李文亮氏、在中国日本大使館の山本恭司公使、および長崎県の代表らが授与式に出席した。
唐家璇会長は授与式で次のように述べた。長崎県は中国と海を挟んで向かい合い、地理的な位置が優越し、傑出した人物を輩出してきた有名な土地で、古くから中国と日本の橋渡しをする架け橋になってきた。長期にわたり、歴代知事の指導のもと、長崎県は日本の地方自治体の中で終始対中友好交流の先頭を歩んでおり、良好な手本及び模範的役割を果たしてきた。
唐会長はまた次のように表明した。金子さんは長崎県知事を在任中、中日友好事業に積極的に尽力し、長崎県と中国の関連省・市との友好交流や実務的協力の推進に努め、中日両国の人民間の友情を増進し、中日関係の健全で安定した発展のために有益な仕事を多く行った。金子さんが中日友好事業に引き続き関心を寄せ且つ支援し、中日の地方交流や中日関係の絶え間ない前進・発展のために、新しく、より大きな貢献を行ってくださることを期待している。
金子氏は次のように表明した。長崎県知事を務めた12年間に、私は19回も訪中した。この称号は私個人のものであるだけでなく、長期にわたり中国と幅広い交流を維持してきた長崎県の全民衆のものでもある。今回この特別の名誉を獲得することができたことは、私にとって大きな励みだ。私はこれを契機に、「中日友好の使者」として中国との交流を一層拡大するために努力してゆく。
