9月25日、中国の習近平国家主席はワシントンで米国のオバマ大統領と会談を行った。(新華社記者 黄敬文 撮)
【新華社北京9月28日】9月22日から25日にかけて、中国の習近平国家主席が米国を公式訪問した。今回の訪問に対し、国際社会は次々と評論を発表し、今回の訪問が中米関係の発展を力強く推進し、また地域および世界の平和と発展のために新たな原動力を注ぎ込んだとみなしている。
実務的協力と互恵・ウィンウィン
米国のキッシンジャー元国務長官は次のように述べている。習主席の今回の訪問中にシアトルで行われた重要な論述は、政治、経済、インターネット、安全、外交といった非常に広範な分野をカバーしており、重大な意義を備えた政治的な公示で、最も根本的な角度から中国の指導者による国を治める理念を明らかにし、協力の総基調を体現させ、また中国の最高指導者が中米関係の発展に取り組む誠実な態度を表現した。よって、米国の民衆や政界、ビジネス界、学界に対してきっと「非常に、非常に重要で」積極的な影響を生み出すだろう。
ロシア戦略研究所アジア研究センター主任のVolkhonsky氏は、次のように述べている。習主席が提起した協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係という理念は、習主席の今回の訪問で詳しく述べられた主張の中から十分な理解を得ることができる。現在の世界の多極化や地域協力のプロセスは明らかで、各当事者の求めるところは異なっており、利益の交錯は復雑だ。これらは各国に交流において平等原則を重視させ、協力の中で共通の利益を求め、意思疎通の中で理解と相互信頼を増進し、また対話の中で二国間関係の向上を促進させることを求めているのだといえる。
パキスタンのイスラマバード世界事務委員会のハリド・マフムード委員長は、習主席は訪問中に、中米の経済・貿易協力の本質は 互恵・ウィンウィンだと指摘していた。習主席の訪問中に中米が二国間協力の方面で獲得した実務的成果は、人々を奮い立たせたと述べている 。