【新華社米国・シアトル9月24日】習近平国家主席は22日、シアトルで「クリーンエネルギーと経済発展」をテーマとした第3回中・米省州長官フォーラムに出席し、また講演を行った。
習主席は、今回の省州長官フォーラムでは低炭素経済の発展に焦点が当てられていたことを十分に評価し、これは現在中米両国と国際社会が共に直面する課題にぴったり合っていると指摘した。習主席は次のように強調した。地方間の協力が国家関係の発展に対し重要な役割をしている。国と国との関係は、結局のところ人民の支持を必要とし、最終的には人民への奉仕でもある。地方は最も庶民に近いところだといえる。これまでの30余年間、中米関係の発展は両国の地方と人民の支持のお陰で、今後はやはり地方に頼り、地方に幸福をもたらさねばならない。ここ数年、中米の地方交流と協力は 新しく盛んな発展の態勢を呈している。両国は43組の友好省と友好州、200組の友好都市を結んでいる。現在、経済のグローバル化が引き続き深く発展し、中米の各分野での協力が全面的に深まる背景の下、両国の地方交流と協力はさらに大きな可能性を秘めている。双方は中米両国の巨大な経済規模によってもたらされたチャンスを有効的に利用し、中米両国の改革発展政策によるメリットを共有し、中米の地方間における相互補完の潜在力を懸命に掘り起こし、貿易、投資、農業、情報産業、自動車産業、環境保護といった方面の協力を強化せねばならない。また、人的・文化交流を重視し、教育、観光、スポーツ、青年などの幅広い分野で協力を展開し、中米の地方間の協力に新たな1ページを描き出してゆく。
米国カリフォルニア州のブラウン知事は、次のように表明した。米中関係と世界発展が重要な段階を迎える際に習主席が米国を訪問してくれたことを歓迎する。2つの重要な国である米中両国が幅広い分野で緊密な協力を維持することは、世界にとって有利だ。双方は低炭素経済やクリーンエネルギーなどの分野で協力を開拓・発展させつつあり、そして今回のフォーラムでこれについて重要な共通認識に達したことを大変嬉しく思う。当面私たちが直面している気候変動などの世界的な課題は、どの国でも独自に解決できるものではなく、米中が手を携えることにより、国際社会が共同で努力するよう推進することが必要だろう。
フォーラムに出席した中・米省州の担当者は、それぞれの友好省・友好州との交流や協力の状況を紹介し、緊密な地方間の協力を通じて、中米関係の深い発展を推し進めてゆきたいと次々に表明した。
(新華網日本語)
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