中国はインターネットセキュリティーの確固たる擁護者だ。中国はサイバー攻撃の被害国だ。中国政府は企業が商業秘密を窃取する行為に従事することをいかなる形式によっても参与、奨励、又は支援していない。インターネットビジネスのパスワードの窃取にしても、政府機関のインターネットを狙ったサイバー攻撃にしても、すべて違法犯罪行為であり、法律と関連国際公約に照らして取り締まるべきだ。中米両国はインターネットセキュリティーに共通して関心を示し、我々は米国側との協力を強化することを希望している。
中国の国防政策などの質問に回答した際に、習近平主席は中国は一貫して防御性国防政策及び積極的に防御する軍事戦略を推進してきたと指摘した。
中米はいずれもアジア太平洋の重要な国家であり、アジア太平洋地域は中米の利害の交錯が最も密集し、インタラクティブが最も頻繁な地域と言える。中米両国がアジア太平洋地域の平和と安定の維持を望むことは、両国と地域の国々の共通の利益と合致する。アジア太平洋は、中米が協調と協力を強化する合作社になるべきであり、中米が相互に競い合う闘技の場所になるべきではない。我々の姿勢は、地域の平和と安定にプラスになることをすべて歓迎する。我々は地域の衝突と変動を引き起こし得ることにすべて反対する。
中米双方はアジア太平洋地域において相互尊重、協力とウィンウィンの理念を積極的に実践しなければならない。中国の軍隊は2014年に「環太平洋軍事演習」に初めて参加し、中米両軍は「2つの相互信頼メカニズム」建設を推進している。中米がアジア太平洋地域においてより多くの接点を探し出し、戦略的相互信頼を絶えず増進し、地域の国々とともに、地域の平和、安定、繁栄を維持することを期待する。
中国経済の状況、中国政府は国内外の投資家の自信を増強させるためにどんな措置を講じているのかに関する質問に回答した際に、習近平主席は次のように強調している。中国経済の成長スピードは依然として世界のトップクラスにある。今年上半期、中国経済の成長率は7%に達したが、世界全体の経済情勢が複雑に変化する環境の中で、この成長率は容易ではない。我々が設定する発展目標に照らして、2020年までに国内総生産と都市・農村部住民の1人当たりの所得を2010年比で2倍に増加させ、7%前後の成長スピードを維持することは実現できる。
外資の中国への導入と利用などの質問に回答した際に、習近平主席は次のように指摘した。外資の利用は我々の長期的な方針だ。中国の外資利用政策に変化はなく、外資系企業の合法的権利の保障にも変化はなく、各国企業の中国での投資と事業展開のために、より良好なサービスを提供する方向に変化はない。
中米両国の民間交流などの質問に回答した際に、習近平主席は国と国の交流は人民から始まると強調した。中米両国の人民の交流と友誼は古くから長く続いている。早くも230年余り前に、米国商船「チャイナ・クイーン」が中国まで遠洋航海してきた。70年余り前に、中国人民が奮起し、日本の軍国主義の侵略に抵抗した闘争において、米国人民は「海洋を越えて兵力を派遣」し、躊躇することなく、断固として中国を支援した。36年前、中米は外交関係を樹立し、両国人民の友好的な交流の新たな1ページをめくった。実践によって、中米両国の友好が時空を超えて成立したことが立証された。
中国は米国を含む国際社会とともに、発展しながらウィンウィンを模索し、協力しながら進歩し、中国人民がより幸福になり、世界の人民が平和と発展の成果を共有することを望んでいる。
(新華網日本語)
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