【新華社北京7月27日】北京晩報の7月24日の報道によると、最近、1枚の32色の「全国高速鉄道路線図」が地下鉄路線図のように明晰・明瞭に描かれていることから、微信(WeChat)のモーメンツで人気となっているという。取材を経て、記者はこの高速鉄道路線図の原作者が東南大学の80年代生まれの大学の先生、陶岸君さんであることが分かった。
陶岸君さんは1985年生まれの南京市出身(である)。中国科学院地理学の博士課程を終了し、今では東南大学建築学院の教師を務めている。また、陶岸君さんのもう一つの身分とは、ベテランの「鉄道ファン」であることだ。
2014年、陶岸君さんは鉄道路線ごとのスタート地点と交差地点を収集・整理し始め、Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)でレイアウトやデザインを行い、新規開通の路線の方向を付け加え、全国鉄道路線図の第1 版を制作した。
現在、微信に伝わっているバージョンは陶岸君さんが2015年2月に創作した最新版の全国高速鉄道路線図で、およそ77本の鉄道路線があり、それぞれ30種以上の目立つ色で描かれている。乗客が列車状況を調べるのに便利なように、陶岸君さんは異なる鉄道路線の名称の横に、運行列車の種類も表記している。陶岸君さんの制作したこの路線図では、中、英、日、韓の四つのバージョンが同時にリリースされている。
陶岸君さんは、現在高速鉄道は技術面や製造面では急速に進歩し、世界の先進レベルに達しているが、サービスの細やかさではまだ改善の余地があり、路線図はその中の一つだと述べている。
(新華網日本語)
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