【新華社北京7月21日】アカデミー賞名誉賞受賞者で、日本の有名な漫画家宮崎駿がこのほど、記者会見で、日本の安倍首相が間もなく発表する戦後70周年を節目とした談話で、日本の軍国主義がかつて中国などのアジア諸国に侵略戦争を発動し、植民地支配を実施したことを認め、それによって被害国の人々に大きな傷を与えたことを深く反省し、心から謝罪するように勧告した。宮崎駿はまた、次のように述べた。一部の日本人は現在、過去の歴史を忘れたがっているが、日本が当時、侵略戦争を発動した行為を忘れることは絶対に許されず、否認することも許されない。いかなる国も自国の利益を求めるために侵略戦争を発動してはならない。これは各国が遵守すべき最も基本的な原則だ。
手短な表現の中にも、宮崎駿という漫画家の強い反戦思想が示されている。世界的な大家としては必然的に「どこでも適用できる」という深遠で正確な歴史観を持ち、狭隘な民族主義にこだわらない広い国際的視野と情念があり、あえて本音を語り、真理を守り抜く勇気と気概が備わっている。芸術作品の表現手法と技巧は当然ながら重要だが、我々がこの大家自身と作品から感じるものは、多くがすべての技術を凌駕する思想の光芒である。
宮崎駿大家の戦争に反対し、平和を熱愛する思想は、その日の記者会見で体現されただけでなく、終始彼の作品の随所に表れており、それによって正義の光を放ち、観衆の心を照らしている。宮崎駿のアニメ作品から反戦のメッセージを反映した場面を振り返る。
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