【新華社北京6月19日】国務院の李克強総理は18日午後、人民大会堂で中国を公式訪問中のカメルーンのフィレモン首相と会談を行った。
李克強総理は次のように強調した。中国とカメルーンの伝統的な友誼は深く、経済の相互補完性が強く、互恵協力では中国・アフリカの協力の先頭に立っている。中国側はカメルーンとの関係の発展を重視しており、カメルーン側と共に政治的相互信頼を増進させ、各分野の実務的協力を深め、人文交流を緊密にし、国際と地域の事務の中で疎通・調和を強化して、中国とカメルーンの関係のために絶えず新たな原動力を注ぎ込んでゆきたい。
李克強総理は次のように指摘した。中国側はカメルーンと発展戦略をドッキングさせ、中国とアフリカの生産能力の協力モデルを作り出す。カメルーンの電力、港湾や工業園区、道路、鉄道、通信、都市給水といったインフラ建設のニーズと結びつけ、装備、技術や投融資協力を積極的に展開する。中国側は本国企業がカメルーンへ赴き投資・工場建設を行うのを奨励し、カメルーンの工業化のプロセスを後押しする。中国とカメルーンの民間航空、農業、人的資源開発などの協力の推進を積極的に研究討議し、中国とカメルーンの友好的互恵協力の質向上・アップグレードを推進してゆく。
李克強総理はまた次のように強調した。アフリカを含む幅広い発展途上国との団結や協力を強化することは、一貫して中国の対外政策の重要な礎石だといえる。中国側はアフリカ側と共に、「6大協力プロジェクト」を全面的に推進し、高速鉄道、高速道路、地域航空ネットワークおよびインフラの工業化といった「三網一化(高速鉄道網・高速道路網・地域航空網の3大ネットワークとインフラ工業化)」の協力を積極的に展開し、中国とアフリカにおける新型の戦略的パートナーシップの全面的発展を推進してゆく。
フィレモン首相は次のように表明した。カメルーンと中国は互いに信頼し合い、協力の成果が実り多く、両国関係は国と国との関係発展の模範といえる。カメルーン側はカメルーンの経済社会発展に対する中国側の長期的な支援に感謝しており、両国の友好関係を一層固め、中国側と生産能力の協力を積極的に展開し、インフラ建設、鉄鉱石の採掘、水力発電所やスポーツ施設の建設などの方面における協力を強化してゆきたい。
(新華網日本語)
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