【新華社北京5月18日】国務院の李克強総理が17日ブラジル、コロンビア、ペルーおよびチリへの訪問に旅立った。これは習近平国家主席の二度目のラテンアメリカ訪問、中国・ラテンアメリカフォーラム成立後に継ぐ、中国の国家指導者のラテンアメリカに対する再度の重要な外交行動にあたる。専門家は、今回の訪問が中国とラテンアメリカの全方位的な協力を固め、中国・ラテンアメリカ全般の協力が早期に成果を上げるのを後押しするものとみなしている。
中国・ラテンアメリカ全般の協力の早期成果を大いに促す 現在、中国とラテンアメリカはすでに新たな発展段階に入っている。中国社会科学院ラテンアメリカ研究所の呉白乙所長は、中国・ラテンアメリカフォーラムの設立をシンボルとした中国・ラテンアメリカ関係は歴史的な大躍進を実現し、中国・ラテンアメリカの二国間、多国間、全般的な協力という多数の車輪の動きが良性インタラクティブを形成し、中国とラテンアメリカの全方位的な協力における健全な発展を効果的に推進しつつあると表明している。 呉白乙所長は、ブラジルは中国・ラテンアメリカ貿易と地域経済の中でいずれも占める割合が高く且つ重いウエイトを占める経済体で、中国が国際ガバナンスの分野で欠かせない戦略的パートナーでもある。ペルー、コロンビアとチリはラテンアメリカでの開放程度や市場化の程度が最も高いので、総理の今回の訪問はきっと中国・ラテンアメリカフォーラムが早期に成果を上げるのを推進するだろうとみなしている。