【新華社ワシントン5月15日】中国の崔天凱駐米大使は13日、中国の在米メディアの共同取材を受けた際に、次のように表明した。中国が南中国海で行った事はすべて中国の主権の範囲内の事であり、米国が干渉するいかなる理由もない。中国は海上で係争のある関係国が正しい選択を行い、外交協議を通じて紛争を解決することを希望する。
崔天凱大使は次のように指摘した。米国は中国が南中国海を埋め立てて陸地にする活動を非難するのは、明らかに二重基準を用いている。中国は他国に行って、埋め立て陸地にする作業を実施しているのではない。対照的に、一部の国が中国の島礁で早期からそのような作業を開始しているが、米国はそれらの国を批判したことがない。
崔天凱大使は、米国の高官が同日、下院公聴会で中国が南中国海の緊張情勢を悪化させていると批判したことに反論した。崔天凱大使は、「一体、誰が南中国海で緊張情勢を作り出しているのか。ここ数年の米国のこれほど大胆な介入などは果たして情勢を安定化させるのか、それとも情勢をさらに混乱させるのだろうか。その事実はすべてそこにある。」と述べた。
崔天凱大使は次のように表明した。中国は領土問題の解決において、一貫して建設的な立場を維持してきた。中国はすでに共通の陸地境界線を有する12カ国と協議を行い、境界問題を解決した。これは中国の誠意を示し、外交協議によって領土争いの解決を望んでいることの表われだ。したがって、中国は、中国と海上で係争のある国もこのような誠意を表明できることを望んでいる。
(新華網日本語)
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