国内総生産(GDP)の伸びが緩やかながら安定していることから、中国の自動車市場も2015年、相対的に安定した成長段階に入り、安定した成長の水準を保つと見込まれています。
中国自動車工業協会は14日「全体的にみて、外部の経済環境の影響により、中国の輸出市場は変わらず成長を続ける」との見通しを示しました。
2000年から2010年にかけて中国の自動車生産と販売は年間24%の成長率を保ったものの、2010年から2014年にかけては平均して7%の成長率になりました。これは、中国の自動車産業が高速成長から中高速成長の段階に入ったことを意味しています。中国の平均の自動車保有量は経済の発展レベルと比べると低く、需要は高いのですが、環境保護や交通量などの圧力が大きく、一部の大都市では車の購入や走行に制限が課されている上、オートバイや電動自転車が2次的な交通手段として数多く使われていることから、中国の自動車産業の成長は、高速から中高速の段階に入ったと分析されています。
(中国国際放送局)
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