通信:中国・カザフスタン霍爾果斯国際辺境協力センターを取材

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-05-06 10:45:02 | 編集: 陳辰
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  【新華社アルマトイ5月6日】カザフスタン最大の都市アルマトイには多くの卸売市場があり、ここで売られている一部の商品は、中国・カザフスタン国境の霍爾果斯(コルガス)国際辺境協力センターから来たものだ。多くのアルマトイの人々が以前同センターで買い物をした経験があり、現地の旅行社による同センターへ向かう買物用観光バスまで通っている。先日、新華社記者はアルマトイから車に乗り込みコルガスへ探検に向かった。

   コルガスへ向かう途中、至るところでほこりが立ち、機械がものすごい音を立てる工事の情景が見られた。運転手は、これが建設中の「西ヨーロッパ-中国の西部」を結ぶ交通回廊だと言った。この中国と欧州を繋ぐ交通の大動脈は今年末に工事が完成する予定で、その際には、アルマトイからコルガスまでの車での所要時間は、現在の6、7時間から3時間余りにまで短縮されるという。

   7時間余りの行程を経てから、記者はコルガス国際辺境協力センターのカザフスタン側に到着した。協力センターは中国・カザフスタンの境界線の川に沿って建てられ、中国・カザフスタンの二つの部分に分けられており、2012年4月より正式に投入運用されている。協力センター内では、スタッフや車両、貨物が国境を跨いで自由に流動することが可能だ。計画によると、ここは加工製造、貨物の中継、金融サービスおよび観光、レジャーなどの機能を集めて一体化させた総合的な国際貿易センターとなる見通しだ。

   記者が協力センターのカザフスタン側から見ると、ここは巨大な工事現場のようだった。計画によれば、ここには貿易展覧エリア、ビジネスセンター、ホテル、倉庫エリア、大学といった施設が建設される予定だ。現在、スタッフのオフィスビルや変電所などのインフラストラクチャーはすでに完成しているが、ほとんどの地域ではまだ開発・建設が待たれているという。

   カザフスタン側にある国境税関ビルでは、すでに多くの人が並んで検査を待っていて、辺境協力センターに入る準備をしていた。辺境協力センターのカザフスタン側管理会社の副社長、特列烏疆諾夫氏は、次のように記者に語った。カザフスタン側からセンターに入るにはパスポートを提示するだけでいい。カザフスタンと中国の両国公民はノービザでセンターに入ることができ、また30日滯在できる。

   中国側に入ると、にわかにずっと賑やかになった。路上には商品を運ぶ商人があちこちにおり、多くの車が大通りを突っ切っていた。計画によると、中国側は貿易センター22棟を建設する予定で、中科国際貿易センター、黄金口岸商貿城といった現代化されたショッピングセンター5棟がすでに地面からすっくと立っていた。カザフスタンから来た大量の商人が毎日仕入れに訪れており、買い入れる主な商品には建築材料や電子製品、タイヤ、織物などがあるとのことだ。

   まさに辺境協力センターの宣伝ポスターが伝えているように、「二つの国家、一つの目標」だ。中国とカザフスタン両国の共同の努力の下、現代化された辺境沿いの一つの都市が両国の国境線上にもうすぐ現れるだろう。

  (新華網日本語)

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キーワード    カザフスタン,アルマトイ,霍爾果斯,中国
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