【新華社東京5月4日】3万人以上の日本の市民が3日大規模集会を行い、安倍政権による集団的自衛権の解禁に抗議し、平和憲法を守るよう呼びかけた。ノーベル文学賞受賞者で、日本人作家の大江健三郎氏はイベントで、安倍首相が訪米中、米議会で発表した演説は「言うことすべて嘘ばかり」だと表明した。
5月3日は日本の憲法記念日にあたる。当日午後、日本全国から来た市民3万人余りが横浜市の臨港パークに集まり、憲法記念日において護憲の願いを表し、安倍首相の積極的な平和主義を批判し、安倍政権による憲法改正への企てや、米国とのグローバル戦争への共同参与に反対した。
大江健三郎氏は、「安倍首相は日本が海外で米国と共同作戦ができるようになるため、集団的自衛権を解禁し、関連の法律制度を改正したと宣伝しているが、日本国内では説明を行っていないばかりか、日本国民の賛同も得ていない。」と指摘する。大江氏は「日本国憲法を共に守り、戦争を行うすべての法制に対し反対し、平等な多文化共生社会を追求しよう。」と呼びかけた。
『朝日新聞』が5月1日に行った世論調査では、48%の回答者が憲法改正に反対し、賛成者の割合は43%だった。また、63%の回答者が憲法第9条の改正に反対しており、憲法9条の改正に賛成していた民衆の割合は、わずか29%だったとのことだ。
(新華網日本語)
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