張蕴岭主任:「一带一路」は沿線各国の大合唱

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-13 17:26:14 | 編集: 陳辰
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  【新華社北京4月13日】中国社会科学院国際学部の張蕴岭主任は先日新華網記者の取材に応じた際、「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」戦略は中国の「一人芝居」ではなく、沿線各国が共に建設し、共に利益を受けるための「大合唱」だとの見解を示した。

   「一带一路」と「マーシャル・プラン」の三つの違い

   まず、性質から見ると、「マーシャル・プラン(欧州復興計画)」は当時の欧州の復興計画を支援した計画で、援助的な計画だといえるが、「一带一路」は援助ではなく、中国が提起した提案であり、共に建設し共に享受するという大きな計画なのだ。

   次に、特徴から言うと、「マーシャル・プラン」は、米国人が出資し、欧州経済の復興、再建を援助したものだが、「一带一路」は中国だけが出資するのではない。

   最後に、方式から見ると、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金、中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)投資協力基金、上海協力機構(SCO)において銀行設立の推進、BRICS諸国において銀行設立の推進などは、一種の新たな融資メカニズムの設立で、既存のメカニズムに対して取って代わるのではなく、補充的なものといえる。

   AIIBは「一带一路」のためだけに奉仕するのではない

   AIIBは「一带一路」のためだけに奉仕するのではなく、アジア諸国のインフラ建設の支援のためにより広範に用いられてゆく見通しだ。

   これまで、他の協力的な国際・地域の金融メカニズムは、この類の資金を提供することができなかった。なぜなら、インフラ建設の期間が長く、利益の回収が遅いからこそ、一種の特殊な機能を備え、且つ定性的な金融メカニズムが必要とされるのだ。それ以外にも、AIIBはいくらかのPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)方式も採用する見通しで、公的資金と私的資金が共に結びつくものでもあり、これらも政府投資以外の民間資本の参与を引き寄せてゆくだろう。

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キーワード    張蕴岭,一带一路,AIIB
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