第2次世界大戦勝利70周年を記念するため、中国と欧州連合(EU)は3月31日、ベルギーの首都ブリュッセルの欧州議会ビルで「誰が平和をもたらす?」と題する絵画展を開きました。三十数カ国から40人あまりの芸術家が参加し、作品を通じて平和への信念と願いを表現しています。
飛び去った戦闘機が残した燃え上がる戦火、日本兵に一刀両断にされた罪のない中国人、アウシュヴィッツ強制収容所にたたずむ収監番号だけで名前を知らない男の子、これら『恐怖』、『南京大虐殺記事――日本兵・東史郎のざんげ』、『アウシュヴィッツ強制収容所』などの作品は、ファシズムや日本軍国主義の野蛮な侵略を視覚から衝撃として伝えるとともに感情に訴え、各国国民の永久平和への追求と願いを表しています。
EU中国政府代表部を率いる楊燕怡大使はあいさつに立ち、「作品を見ていると、歴史を振り返り、今の世界をもう一度よく考えずにはいられない。70年が経ったが、世界の平和と発展に関する事業は大きく進展したが、国連憲章が描く美しいビジョンはまだ実現していない」と述べました。
(中国国際放送局)
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