【新華社北京3月24日】国務院の李克強総理は23日午前、人民大会堂で中国発展ハイレベルフォーラム2015年年次総会に出席した外国代表と会見し、座談交流を行った。
デュポンのエレン・クルマン最高経営責任者（CEO）、コロンビア大学教授、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ氏、『フィナンシャル・タイムズ』経済評論員、マーティン·ウルフなど6人、世界大企業500の責任者100人余り、国際的に有名な大学、研究機関及びメディアの学識者らが中国と外国との協力深化、社会の公平性の促進、産業アップグレード、金融リスク防止、需給構造のバランス、地球温暖化及び社会建設などの幅広い議題をめぐって意見を述べた。
李克強総理は次のように表明した。中国経済は現在、世界経済と高度に融合している。中国経済は新常態に入り、我々は自発的に適応し、構造改革を推進し、経済成長の新エネルギーを育成し、経済が中高速の成長の維持し、ミドル・ハイエンド水準に邁進するように促進する。政府は政府機構を簡素化し、経営管理権限を企業に委譲することに注力し、大衆による起業、民衆による刷新に向けて障害を取り除いて機会を創設し、市場の活力と社会の創造力を喚起する。政府はまた、生活が困難な群衆のために基本的生活保障を提供し、若年層の起業者向けに懸念材料を解消し、社会の公平性を促進し、経済と社会が協調した発展を推進していく。
李克強総理は次のように指摘した。中国政府は新しい段階の高水準の対外開放を推進している。我々は市場参入規制を継続的に緩和し、サービス業の開放を重点的に拡大するとともに、知的財産権保護を強化し、外資系企業のために安定した透明な政策環境、高効果の規範化された行政環境及び公平な競争を実現する市場環境を作り出す。中国の対外開放の大きな扉はますます開かれる。中国の外資系企業が中国経済の発展の大局を把握し、中国の発展の機会を共有し、共同の発展を実現することを希望する。
李克強総理はまた、次のように強調した。「中国製品2025」は国際協力において、中国製品の製造水準をさらに向上させる。各国企業が積極的に参与し、国際的な生産能力の提携などの機会を利用し、第三の市場を共同で開発することを歓迎する。関係国が中国に対するハイテク技術の輸出規制を緩和し、貿易の自由化と投資の利便化を提唱し、保護主義に共同で反対することを希望する。
会議に出席した外国側の代表は、次のように説明した。中国経済の発展は世界経済と密接に関係しており、国際社会は高度に注目している。今回のフォーラムは、中国経済のモデル転換と発展の好機を把握するものだ。多国籍企業は、中国の改革開放の歩みに積極的に参与することを望み、中国経済の持続的な安定した発展を目にすることを希望している。
（新華網日本語）
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