4、自撮りは「自己肯定感」を強化することが出来る。自撮りを好む政治家はオバマや朴槿惠のようにとても多く存在する。
ケース4:イケメンな李君はパイロットである。彼は自撮りを好む、「自分が好きなように写真をアップして、今感じてることなどを話すと、何十人もの人々が返事してくれるんだ」
解説:誰もが他人の肯定を得たいと思う、自撮りはこの種の「肯定感」を自分で強化していく過程なのだ。
また、自己肯定は、自分の中の感覚や自我意識、外部評価までもを一緒にまとめて、「自分は誰なのか。」という問題に対して自分なりの答えを出す。
比較的十分な自己肯定感を持つことによってのみ、自信やプライドを有効に保つことが出来るのだ。そして、自信とプライドは人が成功や幸福を獲得するための重要な心理的基礎なのである。
5、自撮りは「自己認識」の過程である。
ケース5;玲さんは自分の容貌にずっとあまり楽観視できずにいた。友達とのとある集まりにて褒められた玲さんは、たまらず、カメラを出して自撮りを始めた。ネットにアップロードして見てやっとわかったのは、「彼女たちはやはり私より美しくなんか無いわ!」
解説:調査にて、自撮りを好むのは20~30歳のネットユーザーであることが分かった。
エリクソンの理論によると、青少年が直面する最も主要な発達障碍は「自己肯定」感を獲得することである。「自己肯定」感とは、一種の自分は誰で、どこに行くのかといった問いに対する、社会の中における確かで、一貫した知覚である。
また、自己肯定は「現実の自分」、「真実の自分」と「理想の自分」の間を結ぶ関係の体現である。自撮りは自我意識が定まっていない若者に有効で、自我と肉体を結びつける働きをもつ。これによってかれらの「自己肯定」を高める。なぜならば、「自我と肉体の一致」は相関する自己肯定感を維持するための基本的な道筋であるからなのだ。
6、過度に関心を求めるのは自信がない表れである。
ケース6:あるネットユーザーが言うには「私の友達の中には、奇麗にとれた自撮り写真を広めるのが特に好きなのが何人かいるの。その撮った写真は、スターともそんなに違わないわ。でも、誰がどんな顔しているかなんて私は全部知っているのに、あんなに奇麗な写真をアップロードするんて、自分を騙して遊んでいるだけじゃないのかしら」
解説:奇麗にとれた写真を頻繁にアップロードするのは、過度に他人の関心に依存していることに関係している。
自己認識に欠け、他人の自分に対する賞賛や批判に過度に依存することは、極度なナルシズム、或いは自己卑下の表われであり、また自信が欠けている表れでもある。彼らは、自分が最も満足する写真を、ひいては美化した写真を撮ることを通じてのみ、幾ばくかの自信を得ることができるのだ。