シンクタンク「21世紀研究プロジェクト」が18日に発表した研究報告によりますと、2014年、戦争による全世界での死者数は2013年と比べて28%以上激増したということです。そのうち、シリアでの犠牲が2年連続で最も深刻となりました。
国連やアメリカ軍当局およびシリア人権オブザーバー機関などの統計データを総合的に分析した結果、同シンクタンクは「2014年、シリアでの戦争による死者数は7万6000人に達し、2013年の7万3447人を上回っている」としています。
報告では、深刻化する暴力衝突のそのほとんどはイスラム過激派組織が関与していると見られています。イラク政府と「イスラム国(ISIS)」の戦争で2万1000人の死者が出たほか、アフガニスタンとナイジェリアでは戦争による死者数はそれぞれ、1万4638人と1万1529人となったということです。
(中国国際放送局)
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