アジアインフラ投資銀行を追求し 新たな原動力を共に注ぎ込む――世界経済の新構造における時期と勢い

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-03-19 14:26:17 | 編集: 吴寒冰
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 【新華社北京3月19日】アジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟希望国募集の最終期限がまもなく来る前に、英国、フランス、ドイツ、イタリアといった欧州の4カ国が「集中して」申請を提出し、大勢の国際のオブザーバーたちに大いに予想外だと思わせた。

 実のところ、中国によるAIIBの提唱や設立計画の趣旨および意向を真剣に研究したのなら、大騒ぎするべきではない。中国の経済成長に伴い、アジアに幸福をもたらし、アジア発展のために新たな原動力を注ぎ込むことは、中国の発展に必ず通らねばならない道だ。中国のAIIB設立の提唱は、現在の多国間の開発機構と相互補完し、協力を強化させ、アジアと世界の経済的繁栄を共同で促進することを趣旨としている。

アジア太平洋地域の発展のボーナスを享有

   第1陣の正式な加盟希望国となるチャンスを取り逃してから、英・仏・独・伊の4カ国は、なぜAIIB加盟の申請を最終的に選択したのか。根本的な原因は、彼らが中国およびアジア全体が疑いなく今後の世界経済において最も活力のみなぎる地域となり、アジアがどの国も放棄することのできない「バリュー投資(value investing)」の宝地となることをはっきりと意識したことにある。

   ベルギー・ブリュッセル現代中国研究所のフリーマン上級研究員は次のように述べた。欧州4カ国がAIIBへの加盟申請の際に最も配慮したのは、「世界で発展スピードの最も速い地域における重大な経済イニシアチブに参与するため」だ。アジア経済は現在急成長しており、その莫大なインフラ建設へのニーズは、アジアを無限な潜在力のある投資の沃地とさせている。

   欧州政策研究センターのダニエル・グロス主任は、欧州4カ国は中国の地域での影響力を見て取り、欧州のアジア地域での投資のために「中国保証」を提供し、投資保護を強化させることが可能だ。これは中国による欧州とアジア地域の協力促進における重要なきずなの役割を証明していると述べている。

   協力を通して発展の勢いがもたらしたボーナスを共有することは、中国や他の国とAIIB創設の問題で協力し合う根本的な原因だ。これまでの30余年にわたる中国経済の発展プロセスを振り返ると、偏見を取り除き、協力を求める者はいずれも莫大な中国の発展のボーナスを成功裏に共有しており、これは中国がハードパワーをソフトパワーへ転換させる基礎のありかだともいえるだろう。

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キーワード    AIIB アジアインフラ投資銀行 加盟
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