【新華社北京3月13日】2014年12月13日、南京大虐殺犠牲者国家公祭式典が侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館で盛大に開催された。同日、初の南京大虐殺犠牲者国家公祭日を迎えた。
中国侵略日本軍による南京大虐殺は、国際法に公然と違反し、人間性を消滅させるファシズムの暴行であり、証拠が確実で動かせないから、疑いの余地はない。しかしながら、日本の右翼派メディア『産経新聞』は、世間の非難を物ともせずに平然と天下の大罪を犯し、南京大虐殺の歴史上の事実を頑として否認している。意外にも、中国抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年の節目に、積極的に日本の右翼の太鼓持ちとなり、安倍首相が8月15日に発表予定の『安倍談話』に向けて世論「環境」を作り上げている。
南京大虐殺の史実について、東京裁判は早くから定論に達し、日本の歴代内閣も東京裁判の判決を承認しており、安倍首相本人も東京裁判を公開で否認する勇気はない。中国国内外の学者、良識ある各国の関係者は当時の映像、画像及び証人、物証、傍証などの大量の証拠を用いて、旧日本軍が南京で実施したこれらの暴行を十分に立証した。戦後、戦犯を裁判する南京軍事法廷で、南京大虐殺を引き起こした谷寿夫、軍刀で300人余りの中国の軍人と民間人を殺害した田中軍吉、殺人試合を行った向井敏明及び野田毅に対して死刑を判決し、執行した。判決書は彼らの残虐な罪を列挙している。それらはすべて中国侵略日本軍が南京で大虐殺を行った確証だ。
最近、日本の侵略者が残した多くの新しい史料が正式に公表された。これは日本の右翼勢力が南京大虐殺を否認する言動に対して出鼻をくじき、真正面から一撃を与えるものだ。中国の遼寧省檔案館はこのほど、日本の「南満州鉄道株式会社」南京特務班(南京スパイクラス)の3点の極秘報告書を公式に対外に公開した。報告書は南京の死体整理の状況を非常に詳しく記載している。1938年3月(南京大虐殺から1カ月余り)南京の旧日本軍は毎日、トラック5、6台で200から300人が出動し、南京の街に残った死体を整理した。当時の悲惨な情景は見るに耐えない。