中国国家統計局の11日の発表によりますと、今年1月から2月まで、中国の一定規模以上(年間売上高が2000万元以上)の工業企業の付加価値額は前年同期比で6.8%増加しました。伸び率としては2009年以来の最低となったということです。
アナリストは、内需の不振が伸び率鈍化の最大の原因とみています。また、経済の下振れ圧力が緩和されず、工業が不動産投資の下落などの影響を依然として受けていることを反映しているとみられています。
業界では、政府が今年4月から6月までの第2四半期に緩和策を強化するとみています。
経済の下振れに対応するため、中国の中央銀行は通貨政策をさらに緩和させ、今年2月に、過去3カ月で2回目となる利下げを実施しました。
(中国国際放送局)
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