【新華社北京3月11日】中国人観光客が日本製品を購入する「海外通販ブーム」の報道が昨今、熱い議論を呼んでいる。購入者の一部の非理性的な要因を除き、中国製品に関する話題は再び自省を促す論調となっている。このうち、2つの問題が問われている。買い求める日本製品のメリットは一体、どこにあるのか。中国企業は何故、類似製品を製造していないのか。
ある分析では、次のように認識されている。十分な市場競争に伴う市場への探究心と使い易さを追求した日本人のライフスタイルによって、細分化された消費市場が形成され、さまざまな消費者のあらゆるニーズをほぼ配慮できている。中国の国内総生産(GDP)総量は日本をはるかに上回るが、個人消費市場の精細化発展の面で、日本は中国の遠く先を行っている。
30年余りの間、中国経済が急成長し、中国人の消費能力が大幅に向上したことによって、国内消費市場の発展スピードと爆発的に出現した消費ニーズは不釣合いの状態となっている。価格は現在、消費者の購買欲に影響する唯一の要因ではなく、品質と位置付けがますます重要になっている。ニーズ誘導型の技術刷新及び製造業の構想のモデル転換は、中国の消費製品産業において解決が迫られる問題だ。
業界関係者は、次のように指摘する。中国製品の将来性を過度に心配する必要はない。なぜなら、中国の巨大な市場ニーズと外国製品との競争の重圧によって、企業は必ず絶えず刷新し、絶えず市場を分析することが求められる。中国人が国際ブランドに匹敵する消費製品を研究開発し、製造するのは時間の問題に過ぎない。
(新華網日本語)
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