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世界は「中国の世紀」に突入したのか、外国人専門家の意見を聞く
jp.xinhuanet.com | 発表時間 13:16:27 | | 編集: 谢艳

   【新華社北京3月10日】ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ氏は米雑誌『ヴァニティ・フェア』2015年1月号に掲載された『中国の世紀』という一文で、購買力平価をベースに算出すると、中国の国内総生産(GDP)は2014年に米国を超えて「世界一」になり、2015年から世界は「中国の世紀」に突入すると指摘している。

   「中国の世紀」は到来したのか

   2015年は「中国の世紀」元年になるか。どのような状態で、世界が「中国の世紀」に突入したと言えるのか。この話題について、新華社記者は数人の外国人専門家を取材した。専門家らの観点はそれぞれ異なる。

   ロシア科学院極東研究所のヤコフ•ベルグル高級研究員は、2015年は完全に「中国の世紀」の幕開けとみなすことが可能で、米国と比べて中国の優位性は徐々に高まっていくとの見解を示した。

   オーストラリア国立大学戦略・防務研究センターのヒュッジ・ホワイト教授、オーストラリアの前外相、シドニー工科大学のオーストラリア・中国関係研究所のボブ•カール所長、ニューサウスウェールズ大学、中国戦略及び発展部主任で、孔子学院院長のロウリー・ピアス氏などの3人の学者はいずれも経済的な「中国の世紀」は政治的な「中国の世紀」を意味するものではない、と考えている。世界は今後にかけて多極化し、中国にしても、米国にしても、世界で唯一の主導国になることはできないと認識している。

   日本の東京大学の高原明生教授も次のように認識している。「中国の世紀」という表現は正確でない。中国のGDPが米国を追い抜くことは時間の問題で、国際社会もそれに対して早くから心の準備をしている。しかし、それだけで21世紀を「中国の世紀」と命名することは、不正確で、またその必要性もない。中国経済は巨大な段階的な成果を獲得した後、冷静と理性が最も求められている。

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