国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は2日、オーストリアのウィーンで行われた記者会見で、「イランはIAEAが提出した核問題をめぐる質問に対して審査するのではなく、速やかに答えるべきだ」と指摘しました。
天野事務局長は、また「イランは核計画にある『際立った問題』について、IAEAの要求に従った疑惑解明につながる情報を提供していない。これによりイランとIAEAの協力の進展は極めてゆっくりとしたものになってしまった」と述べました。
一方、アメリカのケリー国務長官は2日、スイスのジュネーブで国連人権理事会に出席し、その後行われた記者会見で「イラン核問題の関係6カ国(米、英、仏、露、中、独)は全て、包括的合意に達することが最良の解決方法だと信じている」と強調しました。
ケリー国務長官は同日夜、スイス西部のモントルーで、イラン外相と会談を行いました。
(中国国際放送局)
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