中国人観光客の「爆買」、真の問題はどこに?

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-03-01 08:55:57 | 編集: 王珊寧
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  中国は本当に質の高いウォシュレット、炊飯器、米を生産できないのだろうか?率直に言えば、筆者は技術者精神を口にする理想主義者ではないが、日本が水俣病やイタイイタイ病などの重金属汚染を経て、食品安全、環境汚染、製造業のアップグレードなどを実現したことを知っている。これは後発国が高度発展中に迎えている、成長の痛みに似ている。

  「中国と日本の製造業はどちらが優れているか」、「中国はウォシュレットを生産するべきか」といった議論はさておき、「爆買」の裏にはどのような真の問題が隠されているのだろうか?伝統的な経済構造の中で無視・抑圧されていた中産階級の消費の欲望と、現実における中国製品との間に深刻な不一致が存在することは明らかだ。これは中国製品のモデルチェンジ・アップグレードと、中国の消費のモデルチェンジ・アップグレードが同時進行できていない問題であり、中国が衣食が満ち足りた社会から「小康社会」(ややゆとりのある社会)にモデルチェンジする際に必然的に迎える問題でもある。

  中国の内需疲弊という偽りの姿は、日本に行けば影も形もなくなる。今後は、中国製品がいかに中国の消費を追いかけるかに注目する必要がある。しかし市場経済の信者であれば、市場を見据える際に、中国製品の高い成長性を見ることができるだろう。多くの人は筆者のように、最終的にサムスンやソニーの携帯電話を手放し、ファーウェイや小米科技の携帯電話を手にしているではないか。

  (チャイナネット)

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キーワード    春節,中国人客
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