負傷者を搬送するオスプレイ
陸上自衛隊と海兵隊は現地時間2月25日午前、米カリフォルニア州で大規模な離島奪還演習を実施し、さらに米軍の水陸両用車「AAV7」を使用した。同演習は初めて新型輸送機「MV-22」(オスプレイ)を使用し、自衛官が戦闘中に負傷したと想定し搬送の訓練を行った。
主力部隊として参加した西部方面普通科連隊の後藤義之連隊長は演習後の記者会見で、負傷者の搬送について、「島嶼の戦闘で死傷率をいかに引き下げるかは時間との戦いだ」と述べた。
演習は海兵隊基地のキャンプ・ペンデルトンを、敵部隊に占拠された島に見立てた。米日の部隊は早朝より、14台のAAV7を使い上陸した。その後、偵察用ボートで先に出動した陸自部隊が敵と戦闘になり、2人が負傷したと想定し、現場に飛来したオスプレイに隊員を運ぶ訓練が行われた。
21日の予行演習で、陸自の自衛官は初めてAAV7に乗り上陸訓練を実施した。25日の本番では、1台のAAV7が上陸前に故障し、別の車両によって沖合に牽引される場面もあった。
(チャイナネット)
推薦記事:
韓米、2015年度初の合同軍事演習を予定通りに実施