【新華社福州2月15日】12日中国福建省泉州市で閉幕した21世紀海上シルクロード国際シンポジウムで、参加した専門家は、中国の「一带一路」の発展戦略、すなわちシルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードがアフリカに更なる良い港やインフラおよびより多くの発展のチャンスをもたらすだろうと表明した。
中国の「一带一路」にはまだ明確な計画がないが、まずコネクティビティの建設がすでにコンセンサスとなっており、言い方を換えばすなわちインフラ建設を意味する。この目標を達成するために、中国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)とシルクロード基金を率先して設立した。
中国はジブチやタンザニア、ナイジェリアなどで港湾事業も建設・経営している。東アフリカ鉄道の全体計画に基づいて、ナイロビはウガンダ、ブルンジ、ルワンダなどの首都と繋がることになる。その際には、アフリカの内陸都市は海上シルクロードの沿線諸国とさらに密接な繋がりを構築するだろう。
「一带一路」計画はアジア・アフリカ・欧州の多くの国や地域に及び、異なる文化、政策、法律、市場や地域情勢もこの計画に挑戦をもたらしてゆく見通し。しかしより多くの人々は、それが運命共同体を作り出し、経済貿易の発展、文化交流を促進する重要なプラットフォームだとみなしている。
ナイロビ大学のエコノミスト、バートウェル・クヌソヤ(音訳)氏は、海上シルクロードがアフリカ諸国に新たな市場や製品、技術およびより便利なインフラをもたらすことができるものとみなしている。
楊光中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所所長は「一帯一路建設の推進は、海上シルクロードの沿線諸国への一度の発展性のある歴史的チャンスですが、チャンスを現実に変えられるかどうは、中国の『一方的な願望』だけに頼ることはできず、シルクロードの沿線諸国が中国と共に努力してゆくことが必要です。」と語っている。
(新華網日本語)
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