【新華社国連2月15日】国連安理会で今月の輪番制議長を務める中国の劉結一国連常駐代表は12日、イエメンの関係各方面が国の大局と人民の利益を重んじ、対話と協議を経て適切な方法で対立を解決することを希望すると表明した。
劉結一国連常駐代表は12日、国連安保理公開会議を主宰し、 イエメン問題の審議を行った。会議で、潘基文国連事務総長とイエメン問題のベノマー特別顧問がイエメン情勢の最新の進展状況について報告し、安保理のメンバーとイエメン代表者らがこれについて意見を交換した。
劉結一国連常駐代表は会議の後に、次のように表明した。安保理のメンバーはイエメンの政局に深く関心を示し、イエメンの領土保全、統一及び主権を支持することを重ねて表明し、特に武装組織「フーシ派」などのイエメンの関係各方面に海湾のアラビア国家の協力委員会 (GCC)の提議、全国対話会議成果文書及び民族平和パートナー協定を遵守し、イエメンの政治の進展を継続的に推進し、ベノマー特別顧問の仲裁斡旋への努力に協力するように呼びかけた。また、関連地域組織及びイエメン隣国が引き続きイエメン問題の平和的解決の推進に建設的な役割を発揮することを歓迎すると述べた。
劉結一国連常駐代表は次のように述べた。中国はイエメンと深い友好関係にあり、イエメン関係各方面が国の大局と人民の利益を重んじ、団結を強化し、対話と協議を経て対立の解決に善処することを希望する。政治上の過渡のプロセスを引き続き推進し、国家の安定と正常な発展を早急に取り戻すことを期待する。
(新華網日本語)
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