【新華社東京1月27日】日本の財務省が26日に発表した統計データによると、天然ガスなどのエネルギーの輸入が増加し、2014年に日本は4年連続で巨額の貿易赤字を計上した。赤字額は12兆7,800億円(約1,022億4000万ドル)で、前年比で11.4%増加し、過去最多を記録した。
円安による利益を得て、日本の2014年の輸出総額は73兆1,100億円に達し、前年比で4.8%増加し、2年連続で増加した。このうち、対米輸出は5.6%増加し、13兆6,400億円に上った。中国への輸出は6.0%増加し、13兆3,800億円に達し、過去最高となった。欧州連合(EU)への輸出額は7兆5,800億円で、8.3%増加した。
輸入では、日本の原子力発電所が稼動を全面的に停止したことから、発電用天然ガスなどのエネルギーの需要が大幅に増加した。輸入総額は前年比で5.7%増加し、85兆8800億円に上り、過去最高も記録した。
日本経済アナリストは、次のように見なしている。日本円の持続的な弱気によって、日本の輸出における競争力は今後もさらに強まる。また、原油と天然ガスなどのエネルギー価格が低水準を維持し、輸入コストが軽減されるため、今年は日本の貿易赤字がやや緩和すると予測される。
(新華網日本語)
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