中国外務省の華春瑩報道官が31日に開かれた定例記者会見で、中国はパレスチナ問題に関する決議案の表決で賛成票を入れたことを明らかにした上で、パレスチナとイスラエルの和平交渉の早期再開に期待を寄せました。
華報道官は「中国側は一貫してパレスチナ人民が民族の合法的権利の回復を求める正義の事業を断固として支持し、1967年の第3次中東戦争以前の国境線をベースにし、東エルサレムを首都として、完全な主権を持つ独立したパレスチナ国の樹立を支持している」との立場を改めて表明しました。
また、「パレスチナとイスラエルの平和を実現するためには、話し合いと交渉が唯一のルートだ」と強調し、和平交渉を一日も早く再開し、平和にチャンスを与え、人民に安定を与えるよう期待を寄せました。
30日に国連安保理で行われたパレスチナ和平決議案の表決で、中国、フランス、ロシアなど8つの加盟国が賛成票を投じましたが、アメリカの強い反対を受け、決議採決に必要な9票の賛成票を得ることができなかったということです。
(中国国際放送局)
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