【新華社北京3月9日】6日、開会中の第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議に出席している代表の駱玉林青海省副省長は、今年下半期に新疆とチベットを直接結ぶ初の鉄道が着工される見込みとなったとし、次のように説明した。
1、第12次5カ年計画期(2011―15年)に青海省を中心として、チベット、新疆など中国西部省・自治区と中・東部を結ぶ5本の鉄道が着工または完成する。これらは西部の経済発展をけん引し、民族の交流を促進するうえで大きな意義がある。
2、現在、新疆のウルムチとチベットのラサを結ぶ最も速いルートでもウルムチから一旦東に向かって甘粛の蘭州に行き、そこからまた青海チベット鉄道で西に向かい、ラサに行かなければならない。ゴルムド―コルラ線が完成すると、ウルムチからラサに行くのに東に行く必要がなくなり、南北縦断が実現し、距離も1000キロ以上短縮される。
3、5本の鉄道のうち3本はゴルムド市を中心として、それぞれ敦煌、コルラ、成都を結ぶもので、そのうち敦煌線とコルラ線は年内に着工し、「12・5」計画期に供用の予定だ。